求人情報 面接官「もしもあなたが落ちものゲームのブロックだったらどんな形をしてますか?」

ちょっと面接官の立場から、求職者の方々に聞いてみたい質問がありますので、今回思い切ってブログ記事にしてみます!それは「もしもあなたが落ちものゲームのブロックだったらどんな形をしていますか?」です。

イメージがつきやすいように、はじめにブロックを並べますね。

ブロックの種類

  • I型I型
  • OO型
  • SとZS型とZ型
  • JとLJ型とL型
  • TT型

自分のイメージにピッタリのブロックは見つかったでしょうか?見つかったと仮定して、次の質問です。

どのブロックが一番強いですか?

・・・

じっくり考えてみてください。

うーん、今の自分ってT型だと思うんだけど、それじゃなにかマズいのかな?

Iが4段消し出来るから、I型が最強・・・?

O型(正方形)が、凹凸ないから一番まわりに迷惑かけないんじゃないかな?

ありましたか?
最強のブロック

では、そろそろお答えしますね。

ないんです、そんなものは。

読んでいて「なんだよ💢」と思った人、多分いると思います。
ただし「最強のブロック」は無くても「状況に適したありがたいブロック」は存在します。

総合力はみんな同じ

なぜなら、すべて4つのコマを使って出来たものだからです。
一番高得点を叩き出せるのはI型なので、一般的に最強だと言われやすいです。確かにこれは最も強い力を持っています。ただ、長物ですから落下速度が早かったりゲームが切羽詰まってくると何かに引っかかってしまい置きにくいという弱さを抱えているんです。


トータル点はみんな一緒。
違うのは個性です。共通点はあれ、それぞれ異なる個性を持っており、当て込み方も変わってきます。

追記:

この記事を友人に見せたところ、こんなコメントを頂きました。

私はT型が最強だと思います。凹凸を作ることも出来れば平面も作れるし、I型のように引っかかりやすい諸刃の剣ではなく、凹凸どちらにも噛み合うようにブロックを置けるからです

そういう見方もあるのか、と感心しました。今回のように、身近なもので喩えてお話すると色んな意見が出てきて面白いですね!

質問の目的

ところで「どのブロックが一番強いですか?」という質問を投げたことでおそらくこう思ったはずです。

強いブロックの持ち主が内定を取れるんじゃないか?

内定をとる。
その目的を達成することは、何よりも大切ですね。

これ、誤解されやすいんです。
能力が高ければ高いほど、必ずしもマッチする訳ではないのに、みんな背伸びをして高く見せようとしてしまう。だから損をしてしまうというケースを採用の現場で、とてもよく見掛けるのです。

それが実に頻繁に起こってしまうのが次の質問をしたときです。

あなたの強みと弱みは何ですか?

強みは、どう活用していくか?
弱みは、どう補うか?

これをセットで説明する人は多いです。こういった向き合い方を尋ねる面接官も居ます。活用も補強も、出来る人のほうが安定して高い結果を出し続けられることは言うまでもありません。

でも、私はあえてここでもう一つ。求職者の方だけでなく他の会社で面接官をやってる人にも質問を投げさせてもらいます。

強みと弱みに対する向き合い方をブロック崩しになぞらえて話すと・・・
活用できるとは、個性というブロックの凹凸がその組織にふさわしい形で上手にはまるという事です。
補うとは、相応しくない凹凸を平面にするということです。

これ、何がふさわしいのか一人で決められることですか?

仮にもし1人で決められるんだとしたら、自分の弱みを自分で補える訳です。
だったら、その人は会社で働かずに独立して起業したほうが良い成果を得られるのではないでしょうか。

会社とは、規模や成長度合いによって差は様々ですが分業化がされている所です。
誰かにとって苦手なことは、別の得意な誰かがやったほうが高い成果が得られるのが会社の良いところです。

そう。出来ないことを補い合っているからこその会社なんです。

ゲームと現実世界で異なる点

いくつかブロック崩しゲームと現実世界の会社では異なるところがあります。
それは、人のレベルと企業のレベルが、みんなイーブンではないという事です。

人のレベルが高いならコマの数が増えて超高得点が狙えるし、伸び縮みしたり柔軟性があればどんな現場にもフィットできるでしょう。
企業のレベルが高ければ列の数が増えるしデッドラインが遠のきます。つまり、やっていい失敗の数も増えます。

残酷な事ですが、現実は何をやっても上手くできる人と逆に箸にも棒にもかからない人が一定数存在するのです。

ところで、落ち物ゲームのステージで、上記画像では9列用意しました。

以下の例を見てください。
事業規模が小さければこれが3列しかありません。逆に大きな会社はたくさんの列を用意できます。

O型のブロックって、小回りが利く一方で凹凸がなく、みんなが出来るように回転ができません。既存のブロックと器用に噛み合うことができないので、受け入れ先の企業に余裕が無ければ左図のようになってしまうんです。
※左側は、少人数のスペシャリストがガンガン成果を上げるのにはむしろピッタリな環境だったりもします。

これが事業規模が大きな会社なら、余裕で難なく置けますし、なんならそれO型ブロック専用の枠を設けて「ウチはO型のブロック沢山置けますよ!」と大々的に発信できます。

ここで、もし事業規模が小さいのに「O型のブロックが置けますよ!」と言ってしまうと本当に左図のようなことが起きてスキマが生まれてしまいます。あとから現場は困るのに、こういったことをやってしまう会社も実に多いのです。

今日の記事を読んでくれた人にお願いしたいこと

今日の記事を読んでくれた人・・・面接官の人に対しても、求職者の方に対しても、共栄美装の広報部が申したいことはたった一つだけです。

格好をつけないでください

格好をつけても、整合性がとれていなければ「あ、この人はウソをついてるな・・・」と面接官は静かに察します。仮にその場だけはやり過ごせたとしても、しっぺ返しは大きいです。

不適正なほどに高まった期待値は、その人や企業の首を閉めてしまいます。そして、欠点を補おうとしてせっかく凹凸があったのに隠してしまうと、組織は人の配属先を間違えてしまうのです。

ほんとうは◯◯が出来ずに□□がすべき課題なのに・・・
自分のことを最強のコマだと言ったらどうなってしまうでしょうか?
自社のことを最強の会社だと言ったらどうなってしまうでしょうか?

後から自分や身の回りの人が不幸になってしまうのなら、やらないほうが良いのです。それは私たちの望みでもないし、目指していることとはむしろ正反対といっていいでしょう。

私たちが本当に目指していること

ずっとスローガンに掲げていますが、どこまで行ってもやはり私たちの目標は「共存共栄」です。
3列しかない窮屈な現場よりも、20列ぶんのゆとりがある組織を作っていきたい。

だから面接にいらした方にはまず「格好をつけずに」自社の成長フェーズをお話しています。私たちは現在、成長期の真っ只中にいる企業です。

  • 創業期:少数のスペシャリスト達が開発や生産・売上のサイクルを回すことが課題
  • 成長期:スタッフの成長と評価制度づくり、自走していける組織づくりが課題
  • 安定期:文化づくりや多様な働き方ができる土壌をつくることが課題

お互い、ブロックの形には差がありますから、それは面談の場で少しずつすり合わせを行っています

この記事がもし面白いと思っていただけたら、知人や周りの方々にも紹介をしてみてください。
本日も、ブログを読んでくださりありがとうございます!

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この記事を書いた人

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WEBサイトを使ったプロモーション活動を主に担当するデザイナー。主に人事、人材育成に力を入れています。好物はレモンサワーとホルモン焼き。

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