ステージに関して 共栄美装のステージが出来るまで

皆さんこんにちは。共栄美装広報部長です。先日、SNSの中の人に同行し、名鉄常滑線「太田川」駅前の広場にてステージ設営の様子を撮影してきました!

本日は、以下の順番で弊社のステージが出来るまでをご説明します。

  1. 作業前の様子
  2. 足場組み
  3. 天板設置
  4. 蹴込み布(スカート)設置
  5. 天板パンチカーペット設置
  6. イントレ台・紅白幕設置
  7. ステージ階段
  8. 完成

1.作業前

作業前の様子です。当日(10月4日)は雨が降っていましたが、屋根がある場所での作業でした!場所は太田川駅と東海市芸術劇場の間にある広場です。(トラックが停っているあたりです)

10月なのでハロウィンのかわいいお化けや、ジャック・オー・ランタンの提灯なども見られました。

2.足場組み

2-1.敷板を設置

ステージ設置場所を確認して、まずは敷板を設置します。
私たちは、設営前は必ず他の作業者も分かるように目印となるものを置いたり、印をつけたり、墨出し(すみだし)をしたりしています。

2-2.ベース部材を設置

敷板の上に、ベース部材を設置します。

2-3.ベース部材に鉄枠を設置

ベース部材に、鉄枠を差し込んでいきます。

2-4.筋交いを取り付け

鉄枠を横方向に繋ぎ、全体を安定させる為の筋交いを取り付けます。
鉄枠同士の距離は、これで0.9mピッチです。

2-5.鉄枠に天板受けを取り付け

先程の鉄枠に、天板受けを取り付けます。この黒い金具が天板をがっしりと受け止めます!

2-6.水平をとります

ステージが傾かないように、縦方向、横方向、どちらも水平を取ります。そしてベース部材のハンドルを回して、その部分の高さ調整(レベリング・レベル調整とも言います)をしています。

3.天板設置

いよいよ、皆様が乗るステージの天板を取り付けます。

3-1.天板受けに天板(木製)を乗せます

先程の天板受けに天板を乗せます。

3-2.巾木(はばき)を取り付けます。

天板受けは左右に天板が取り付けできるようになっているため、端に巾木(はばき)を取り付けます。
巾木は、上辺をあわせて打ち込みビスとインパクトドライバーで固定します。

3-3.すべての天板を取り付けます

合計12台のステージが揃いました。これで間口は4間(約7.2m)、奥行きは2間(約3.6m)のステージです。

ステージ天板 全体

3-4.高さ調整について少々

先程、縦横の水平をとっておりました。その理由は、ステージ全体が傾かず、安心してご利用いただく為です。

ステージ天板 水平

場所によっては、同じステージが経っている場所でも勾配(こうばい)があるケースがあります。例えば今回設営した広場は、水が流れていきやすいようにするために中央と端で高低差があるので、私たちは水平をとりながら柔軟に対応しています。

4.蹴込み布(スカート)設置

ステージが高くなればなるほど、足場の無骨な金属が見えたり、隙間が見えて目線が行ってしまい、肝心の舞台上に集中できなくなるかもしれません。それを防ぐのが、目隠しをするための蹴込み布(けこみぬの)です。

天板は木材なので、タッカー(木材に打ち込める強力なホッチキスのようなもの)の芯を打ち込みます。蹴込み布を設置して、最後にステージの端と、横断するように両面テープを貼っていきます。

5.天板パンチカーペット設置

天板にはパンチカーペットを取り付けます。これまで無骨でゴツゴツした継ぎ目だらけの見栄えでしたがこれがあると一気に見栄えが華やかになります!

5-1.前面

両面テープに沿ってロールになったパンチカーペットを転がし、丁寧に接着していきます。

5-2.後面

今回はダブル幅(1820mm)のパンチカーペットを、2ロール使いました。
この2枚を、タッカーを使って固定をしていき、きっちり面合わせして、ほぼ継ぎ目が目立たないようにしています!

6.イントレ台・紅白幕設置

ステージ背面にイントレ台と、紅白幕を取り付けます。これがバックにあると、お祭りらしい雰囲気を演出できます!

7.ステージ階段(ステップ)

今回は、高さ60cmの舞台なので、またいで登るのが難しい人の為にご用意しました。

8.完成

いよいよ完成しました!太田川駅前には歩道橋もあったので様々な角度から撮影してみました!

まとめ

今回ご紹介したのはバックイントレ+基礎的なステージというシンプルな構成をお送りしました!もっと大規模なものがあれば複合的に様々なオプションをご用意する事もあります。

ステージはイベントの目玉であり、演者さんが輝く舞台なので心置きなく安心してご活用いただけるよう、これからも精進して参ります!

編集後記(広報部長より)

今回現場に同行し、実際に作業にあたる方々や施工の様子を目の当たりにしてきました。
その様子を撮影して、持ち帰って改めて見返してみると、一見すると簡素な造りに見えるものでも、こうして一つひとつ分解して整理してみると想像以上に多くの工程や工夫が積み重ねられていることを、改めて実感しました。

社内で「イベントステージはカラーセレクトの幅も豊富で、安定感も抜群だ」と言われてきましたが、それをどのように実現しているのかが細部までよく分かりました。そして自分だけが勉強して持ち帰るのではなく、伝わるように共有化していけるのがWEBの良さだと思うので今回早速アウトプットをさせていただきました!

もしもステージやイベントにまつわるアイテム・サービスがご入用でしたら、いつでも私たちにご相談ください!

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